「愛と誠」原画がオークションに 講談社が注意喚起「購入されることないよう」

[ 2018年5月10日 15:02 ]

 梶原一騎氏原作で、ながやす巧氏作画による漫画「愛と誠」の原画がオークションに出品されたことを受け、講談社が10日、原画購入をしないようとする呼びかけを行った。

 「愛と誠」は 1970年代に週刊少年マガジンで連載され、何度も映像化された大ヒット作品。原画はすべて、ながやす氏が管理しているが、講談社によると、連載当時に編集部からやむをえず外部に貸し出しをする機会があり、その際、ごくわずかだが行方のわからなくなった原画があるという。

 「編集部として当時の原画管理に関する意識の甘さを猛省しています」と記しつつ、読者へ呼びかけ。「ながやす巧先生は連載当時から現在に至るまで原画を外部の人に譲渡したり、売却したことは一切ありません。もし、さまざまなオークションや漫画専門店などの店頭で『愛と誠』の原画を目にされることがあったならば、それは紛失もしくは盗まれたものです」と伝え、「どうかそれらの原画を購入されることがないようお願い申し上げる次第です」と注意喚起した。

 また、原画を発見した際は、週刊少年マガジンの編集部への連絡も呼びかけた。

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2018年5月10日のニュース