劇団民藝の照明家・秤屋和久さん死去 日中演劇の架け橋として貢献

[ 2017年11月6日 16:49 ]

 劇団民藝演出部所属の照明家・秤屋和久さんが、27日に膀胱がんのため東京都新宿区の東京女子医科大学病院で死去していたことが6日、分かった。87歳だった。葬儀は近親者のみで行われ、喪主は妻の苑子さん。

 秤屋さんは東京都出身で1930年9月5日生まれ。62年に民藝に入団し、以来長年にわたって証明プランナーとして活躍。93年には上海人民芸術劇院との初の日中合同公演に参加し、日中演劇の架け橋としても貢献した。代表作は「アンネの日記」「炎の人」など。2014年には第23回日本照明家協会賞特別賞を受賞していた。

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