大竹しのぶ 蜷川さんと約束のブランチ役に15年ぶり挑戦「もう一度やろうって…」

[ 2017年11月6日 12:32 ]

舞台「欲望という名の電車」製作発表に出席した大竹しのぶ
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 女優の大竹しのぶ(60)が6日、都内で舞台「欲望という名の電車」(12月8日〜、東京・シアターコクーン)の製作発表に出席した。

 米劇作家テネシー・ウィリアムズの不朽の名作。ニューオーリンズを舞台に、没落した名家出身の娘・ブランチが、妹ステラとその夫・スタンリーが住む家に居候。スタンリーと事あるごとに衝突し、次第に狂気を帯びるブランチの姿を描く。演出は新進気鋭の英国人フィリップ・ブリーン氏が担当。同作がシアターコクーンで上演されるのは02年、蜷川幸雄さんが演出して以来15年ぶりとなる。大竹は「蜷川さんと『もう一度やろう』って約束してたんですが、実現できなくなりまして」と語り、「でもフィリップだったら蜷川さんも『まぁいいんじゃない』って言ってくれる気がします」と笑顔。「1年くらい稽古したいくらい毎日楽しい。絶対おもしろくてドキドキするものになる」とアピールした。

 またステラを演じる鈴木杏(30)も「27歳くらいの時に、蜷川さんから『杏ちゃんが今の年くらいでステラを演じたらいいと思うんだよな』ってポロって言われたことがあって、こんな形でこの役に本当に出合えるとは。ラッキーだなって思います」としみじみ語った。

 スタンリーを演じる北村一輝(48)は「このすばらしい戯曲に出会えてうれしく思ってます。また新しい舞台をみなさんに届けられるのでは」と意気込み。ブランチに恋をするミッチ役の藤岡正明(34)は「ミッチという役は187センチ、93キロの男性。僕は171センチ、64キロです。あと30キロどうしよう…って思って、ここで太ります宣言をさせていただきます」と話し、会場を驚かせていた。

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