三谷氏新作「風雲児たち」来年元日放送!栗原英雄&阿南健治&高木渉も出演

[ 2017年10月6日 15:50 ]

みなもと太郎氏原作、三谷幸喜氏の新作脚本によるドラマ「風雲児たち〜蘭学革命篇〜」に出演する栗原英雄(C)NHK
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 昨年のNHK大河ドラマ「真田丸」の脚本を担当し、ブームを巻き起こした劇作家・三谷幸喜氏(56)の新作ドラマとして注目される同局「風雲児たち〜蘭学革命(れぼりゅうし)篇〜」が来年1月1日(後7・20)に放送されることが6日、分かった。同局のツイッターで発表された。また、追加キャスト発表の最終3日目となり、栗原英雄(52)阿南健治(55)高木渉(51)の出演も判明。目下、発表されている13人の出演者は全員「真田丸」を彩ったキャスト。“真田丸同窓会”となりそうだ。

 原作は、みなもと太郎氏(70)の同名大河歴史ギャグ漫画。今回は、前野良沢と杉田玄白による“蘭学事始”を描く。

 西洋医学書「ターヘル・アナトミア」の日本初の和訳に一心同体で取り組んだ良沢(片岡愛之助)と玄白(新納慎也)の2人。鎖国ど真ん中の江戸中期に革命的な翻訳を成し遂げた。しかし、刊行された「解体新書」に良沢の名前はなく、名声は玄白だけのものとなった。2人の間に一体、何が起きたのか…。笑いとサスペンスに満ちた新しい三谷流歴史ドラマが生まれる。

 この日、発表されたのは「その他の風雲児たち」。

 栗原演じる奥平昌鹿(まさか)は豊前中津奥平家藩主で、領民を大切にした名君。前野良沢を庇護し、蘭学を奨励する。「人を見抜く力 健在です」とコメント。「真田丸」では真田信繁(堺雅人)の叔父・真田信尹をクールに演じた。調略や暗殺などの汚れ仕事を引き受け、真田家を支えた信尹。終盤の第49話「前夜」再登場し、徳川家康(内野聖陽)に降伏するよう、幸村(信繁)に最後の説得を試みた。

 阿南演じる工藤平助は仙台伊達家藩医。西洋との接触を予見し、ロシアの北からの侵入を警告する「赤蝦夷風説考」を著した。「あの時代の風が楽しみです」とコメント。「真田丸」では「大坂五人衆」の一角・長宗我部盛親を演じた。個性あふれる「五人衆」にあって“いぶし銀”の存在感を示した。

 高木演じる林子平は仙台伊達家家臣。全国を旅して見聞を広め、海に囲まれた日本にとっての海防の重要性を説いた。剣の達人。「ひたすら道を歩く 歩いていれば 誰かに出会う」とコメント。「真田丸」では信繁(堺)の義兄・小山田茂誠を演じた。アニメ「名探偵コナン」などで知られる声優で、大河ドラマ初出演。インターネット上で反響を呼び、序盤の“裏MVP”の呼び声も高かった。

 主要キャストは8月に発表済み。片岡愛之助(45)は前野良沢、新納慎也(42)は杉田玄白、山本耕史(40)は平賀源内、草刈正雄(65)は田沼意次を演じる。4日には村上新悟(42)が「解体新書」の翻訳に深く携わる蘭方医・中川淳庵、迫田孝也(40)が「解体新書」翻訳の主要メンバー・桂川甫周、大野泰広(40)が玄白と良沢の弟子・大槻玄沢を演じることが発表され、前日5日には長野里美(56)が前野良沢の妻・「たま(王偏に民)子」、岸井ゆきの(25)が良沢の次女・峰子、中島亜梨沙(34)が良沢の長女・富士子を演じることが発表された。収録は11月に行われる。

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