総選挙速報値1位は超ダークホース NGT荻野由佳「ギャー」

[ 2017年6月1日 05:30 ]

新潟市のNGT48劇場で公演中、速報1位を聞き絶叫して崩れ落ちる荻野由佳(中央)
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 AKB48の第9回選抜総選挙の速報値が31日夜、東京・秋葉原の専用劇場で発表された。前日30日から始まったファン投票の1日分の集計値で、1位は超ダークホースのNGT・荻野由佳(18)。初戴冠を目指すSKE・松井珠理奈(20)が2位、3連覇を狙うHKT・指原莉乃(24)が3位。今月17日の沖縄での開票イベントに向け、激闘が繰り広げられる。

 4位で呼ばれたのは渡辺麻友(23)、3位は指原、2位が松井…。では、1位は誰なのか?予想できる有力メンバーはもう残っていなかった。

 読み上げられた名前は、なんと、荻野由佳。しかも、獲得票数は速報値史上最多の5万5061票。あまりの衝撃にメンバーも客席も言葉を失った。

 荻野はこの日夜、新潟市のNGT劇場で公演。速報値発表の際には、80位を過ぎたところで、もう自分のランクインはないと思って涙ぐんだ。

 1位で名前を呼ばれた時には「ギャー」と絶叫。そのままステージに倒れ込んで、しばらく立ち上がることができなかった。

 その後、関係者を通じ「今は全く何が起こったか理解できていません。本当によく分からない気持ちです」とコメント。動画配信サービスにも出演し、時折涙を見せながら「まだまだ油断はできません。新潟旋風を暑い沖縄で起こしたい」と先を見据えた。

 所属レコード会社の関係者は荻野について「誰に対しても礼儀正しく受け答えもはっきり。とにかく地頭がいい子」と評価。裏方のスタッフらにもひたむきに対応する姿勢などから「握手会での人気もグループ内でかなり高い。どんなに忙しくても疲れている姿を見せない。そうした姿をファンもよく見ていたということでは」と大躍進の一因を分析した。

 荻野は前回は速報91位で、地元新潟で本番を迎えたが、名前を呼ばれることはなかった。舞台裏で泣き崩れた時、指原から「来年に向けて頑張ってね」と声を掛けられ、この言葉を励みに一年を全力で駆け抜けてきた。

 前年圏外から、いきなり1位になれば史上初の快挙。今後は指原、渡辺らの猛追を受けるが、どこまで走れるか、その戦いが注目される。

 ◆荻野 由佳(おぎの・ゆか)1999年(平11)2月16日、埼玉県生まれ。ニックネームは「おぎゆか」。13年にAKB48の15期生オーディションを受け、仮研究生として合格。14年からはバイトAKBで活動。15年の第2回AKB48グループドラフト会議で2巡目に指名を受けNGT入り。現在はチームN3の副キャプテンを務めている。1メートル60、血液型A。

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