ざこば代役の85歳ベテラン 難なく初日 藤山扇治郎「大先輩の胸をお借りして」

[ 2017年6月1日 18:25 ]

降板した桂ざこばに代わり出演した高田次郎(右)と藤山扇次郎(C)松竹 
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 閉塞性脳梗塞のため、先月27日から大阪市内の病院に入院中の落語家・桂ざこば(69)が出演予定だった舞台「銀二貫」が1日、大阪松竹座で開幕した。

 大阪・天満を舞台に、武士の息子に生まれながら商人として生きる青年の姿を描く人情時代劇。ざこばが演じる予定だった、寒天問屋の主人・和助にはベテラン俳優の高田次郎(85)が扮し主役級にある膨大なセリフも難なくこなした。

 主演の藤山扇治郎(30)は「大先輩の胸をお借りして無我夢中のうちに初日の幕が無事に終わりました。まだまだ力は及びませんが、一緒に稽古を重ねてきたざこば師匠の分まで、精いっぱい務めさせていただきます」と熱演を誓った。

 ざこばの代演は高田とWキャストで桂米団治(58)も務める。公演は11日まで。

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2017年6月1日のニュース