「ゆとりですが」SP7月2日&9日放送決定! 蒼井優が出演「ファンとしてたまらない」

[ 2017年5月30日 15:33 ]

「ゆとりですがなにか 純米吟醸純情編」にスナックのママ役で出演する蒼井優(C)日本テレビ
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 人気脚本家“クドカン”こと宮藤官九郎(46)が手掛け、高い注目を集めた日本テレビ系ドラマ「ゆとりですがなにか」のスペシャルドラマを7月2日、9日(日曜後10・30)に2週連続放送することが30日、分かった。新キャストに女優・蒼井優(31)の出演が決定。ドラマのファンだという蒼井は「参加させて頂くことが決まった時、とても嬉しかった」と出演を喜んだ。

 宮藤が社会ドラマに初挑戦したオリジナル作品。主演の岡田将生(27)、松坂桃李(28)、柳楽優弥(27)が豪華共演。岡田が脱サラして酒蔵を継ぐ主人公・坂間正和、松坂が小学校の先生・山路一豊、柳楽が11浪目にして悲願の大学合格を果たした、元おっぱいパブ客引き・道上まりぶ役で出演。「ゆとり第1世代」が競争社会の中で戸惑いながらも、必死に生きる姿を描いた。宮藤は本作で「2016芸術選奨 放送部門 文部科学大臣賞」を受賞した。

 スペシャルでは3人の1年後を描く。蒼井は松坂演じる山路の地元、福島県郡山の中学同級生・笠木久美役で出演。あることがきっかけで地元に帰郷した山路と、立ち寄ったホームセンターで再会。いったんはその場で別れるものの、久美がママとして働くスナック「ビーマイベイビー」を山路が訪れ2人は急接近することに…。

 蒼井はこれまでクドカン作品には「タイガー&ドラゴン」(05年)「うぬぼれ刑事」(10年)に参加。今回の出演が決まり「このドラマが好きで、ずっと見ていたので、参加させて頂くことが決まった時、とても嬉しかったです」と喜び、「『ゆとりですがなにか』ファンとしても、たまらないスペシャルドラマになっていると思います!ぜひ、楽しみにしていてください」と作品をアピールした。

 宮藤は蒼井を起用した理由について「連ドラで構築された空気感を再現する“なつかしい”だけの続編にはしたくない。『ゆとり』という言葉で括られ、いつしか芽生えた仲間意識みたいなものを一瞬にして破壊する、そんな強烈なキャラクターを登場させたい。監督の水田さんも同じように考えていたのだと思います。山路が初恋の女性と再会するエピソードを提案すると、すぐに蒼井優さんの名前が挙がりました。出てくれたら最高ですねと答え“幸薄い系”地元の同級生、久美ちゃんの一言一句を蒼井優さんに変換しながら、楽しく書かせて頂きました」と説明。

 続けて「完成したドラマを一足先に見たのですが、本当に素晴らしかった。関わったら面倒なことになるの分かってても、こんなにチャーミングで魅力的だったら、山路も話聞いちゃうよなあという匙(サジ)加減。そして『ゆとり』の面々とは明らかに違う時間が流れていることを、台詞ではなく表情や佇まいで語ってくださいました。蒼井さん、いつも、ありがとうございます!」と蒼井の熱演に感謝のメッセージを送った。

 【SPドラマあらすじ】1987年生まれの主人公・坂間正和(岡田)と、恋人の宮下茜(安藤サクラ)が紆余曲折を経て結婚式を迎え、登場人物たちは祝福ムードの中、それぞれの未来へ踏み出していきました。お嫁さんの茜(既に鬼嫁の気配アリ!?)、そして兄夫婦には念願の第1子が誕生!と、現代の「寺内貫太郎一家」さながらに、ますます賑やかになる坂間家。脱サラした正和は兄とともに、亡き父が残した酒蔵を切り盛りしていけるのか?切なくも童貞卒業ならなかった山路(松坂)に、いよいよ春は来るのか?11浪目にして悲願の大学合格を果たした、元おっぱいパブ客引き・まりぶ(柳楽)はいま?平成生まれの「ゆとりモンスター」たちも次のステージへ進んでいくことに…。

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