早霧せいな“らしさ”満開!笑いあり、涙ありのラストステージ

[ 2017年5月30日 05:30 ]

サヨナラ公演を終え多くのファンに見送られる早霧せいな
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 7月23日の東京公演で宝塚歌劇団を退団する雪組トップスター早霧せいなのサヨナラ公演「幕末太陽傳/Dramatic“S”!」が29日、兵庫・宝塚大劇場で千秋楽を迎え、約16年慣れ親しんだ本拠地に別れを告げた。終演後のサヨナラパレードには劇場に入れなかった熱狂的なファンを含め約6000人が殺到。最後の勇姿を見守った。

 舞台は早霧らしい「笑い」あり「涙」ありのラストステージになった。2部のショーでは組の全員を見渡す場面で号泣。最後の大階段を緑のはかま姿で下りた早霧は、終了後の会見で「今日は朝から何げない会話や瞬間にグッとしっぱなしでした」と舞台裏で泣き続けていたとを明かし、本拠地への思いを聞かれると「“ここに入りたい”という思いで来て、こんなふうに夢がかなって」と話すと涙で声を震わせた。

 しかし、6度にも及ぶカーテンコールの中では、同時退団するトップ娘役・咲妃みゆを横に“即興漫才”のような掛け合いを見せ、爆笑を誘っていた。何を言わせてもテンポがゆったりとしている咲妃に「こうして、彼女の手のひらで転がされて3年…。ずっと支えてくださったファンの皆さま、切磋琢磨(せっさたくま)してきた雪組の仲間、イヤだと言っても付いてきた咲妃…」とやって爆笑。横でキョトンとする彼女にすかさず「いや、後で彼女に怒られそうです」とさらに笑いを誘い“らしさ”満開のサヨナラステージとなった。

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2017年5月30日のニュース