田中聖容疑者、大麻所持否認も陽性反応…2年前からクスリの噂

[ 2017年5月30日 05:30 ]

田中聖容疑者
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 大麻取締法違反(所持)の疑いで逮捕された「KAT―TUN」の元メンバー田中聖(こうき)容疑者(31)の尿から、大麻の陽性反応が出たことが29日、警視庁渋谷署への取材で分かった。同署は逮捕時に車内で見つかった乾燥大麻は田中容疑者のものだった可能性が高いとみて、捜査を進めている。

 田中容疑者は24日、東京都渋谷区の路上に止めたワンボックスカーで、若干量の乾燥大麻を所持していたとして現行犯逮捕されていた。車から見つかったのは「バッズ」と呼ばれる乾燥大麻の花穂や巻き紙。常習者の多くが使うバッズは、葉より幻覚成分の含有率が高い。田中容疑者は「自分のものではない」と否認している。覚醒剤など他の違法薬物と異なり、大麻取締法には使用の罰則はない。

 逮捕前から田中容疑者には不可解な言動があった。過去に経営に携わっていた東京・西麻布のバーで女性客を突然投げ飛ばす姿が目撃されたり、昨年11月には自身のブログで、21階のホテルの窓を誰かがノックしているなど、幻聴が起きていると読み取れる書き込みをするなどしていた。知人は「言動が原因で2年前ぐらいからクスリの噂があった」と話す。

 千葉県柏市の実家では、田中容疑者の逮捕後、母親が近所の住民に謝罪して歩いているという。住民の一人は「お母さんが“お騒がせしてすいません”と肩を落としていました」と話す。実家には頻繁に帰っていた田中容疑者。昨年4月にはブログで「親父お袋 たくさん迷惑かけてるけど 楽しいよ大丈夫 楽しむから だから安心してもっと長生きすんだぞ」と家族愛を記していた。

 ▼レイ法律事務所松田有加弁護士 大麻の場合、量刑には所持していた量が最優先される。若干量というのがどのくらいだったかが重要で、尿検査で陽性が出たことは量刑や起訴不起訴には影響は出ないことが一般的。常習的に使用していたことや中毒性が認められれば、量刑に考慮されることもあるが、過去の使用状況などは証明することが難しい。

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2017年5月30日のニュース