道重さゆみ“もう消えない”モー娘卒業から2年4カ月…活動再開

[ 2017年3月20日 05:37 ]

2年4カ月ぶりに復帰し、公演で新曲を披露した道重さゆみ
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 14年11月に「モーニング娘。」を卒業した後、約2年4カ月にわたり活動を休止していた道重さゆみ(27)が19日、東京・丸の内の「コットンクラブ」で公演を行い、芸能活動を再開した。

 一時低迷したモー娘をリーダーとして支えたレジェンドの復活。カーテンコールで「ただいまー!」と声を発した道重に、チケット争奪戦を制した計380人のファンは涙声の「さゆみコール」。口々に「カワイイ」の声が上がり「本当、うれしい!その言葉待ってたの〜」と笑顔を見せた。

 復活の舞台はただのライブではなかった。書き下ろしの楽曲にイリュージョンやパントマイムを盛り込んだ。トークは一切なしで持ち味の「カワイイ」を表現した。

 約12年間、4329日の在籍はグループ歴代最多。しかし長く日陰の存在だった。歌は苦手でダンスも平凡。熱意と努力でセンターに成長した。

 開演前の取材で、休業中は「一般人として、買い物やおしゃれを楽しんでいた」と話したが「引退は考えてなかった」。カワイイ、かつカッコイイ復帰を考え続けた。

 “自分大好き”キャラでバラエティー番組で活躍した時期もあるが、関係者によると実は好きではないという。昨年夏、事務所幹部と復帰への話し合いをした際「やっぱり私には歌とダンスしかない」と思いを告げた。

 そこで紹介されたのが京都府の芸術集団「アートコンプレックス」。言葉を使わず、映像や動きなどで外国人をも魅了する同集団の舞台を観劇し一目ぼれ。復帰舞台の共同製作を熱望した。なまった体を鍛え直し、歌唱練習を積んで約1カ月のリハーサルに臨んだ。

 「泣きません」との宣言通り、涙なしの力強い再出発。「受け入れてもらえるか恐怖もありましたが、大人の魅力も備わった“カワイイ”を見てほしい」と宣言した。来月16日まで同所で公演。

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