「紅白」後半視聴率40・2% 2年ぶり大台回復 歴代最低の前年上回る

[ 2017年1月2日 10:54 ]

<NHK紅白歌合戦>優勝した紅組司会の有村架純(右)は審査員の草刈正雄から優勝旗を受け取る
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 昨年大みそかに放送された「第67回NHK紅白歌合戦」(後7・15〜11・45)の平均視聴率(関東地区)が2日、ビデオリサーチから発表され、前半(第1部)は35・1%、後半(第2部)は40・2%を記録した。

 15年の後半は2部制になった1989年以降、歴代最低の39・2%。そこから1・0ポイント上昇。2014年の42・2%以来2年ぶりに40%台の“大台”に回復した。

 前半も、15年=34・8%→16年=35・1%と0・3ポイント上回った。

 今回の紅白歌合戦後半は、メガヒットアニメ映画「君の名は。」の主題歌「前前前世」を担当したロックバンド「RADWIMPS」からスタート。星野源(35)が恋ダンスを披露し、初出場の宇多田ヒカル(33)はロンドンから生中継を結んだ。

 紅組のトリは石川さゆり(58)、大トリは嵐が初の大役を務めた。

 テーマは「夢を歌おう」。総合司会は武田真一アナウンサー(49)紅組司会は女優の有村架純(23)白組司会は嵐の相葉雅紀(34)が務めた。

 紅組が2年連続勝利し、対戦成績を31勝36敗とした。視聴者審査は白組420万3679票、紅組252万7724票。会場審査も白組1274票、紅組870票と白組が圧倒。しかし、審査員票で紅組が逆転し、最終的なボールの数は紅組9個(審査員9個)、白組6個(審査員2個、視聴者審査2個、会場審査2個)だった。

 審査方法の分かりにくさに加え、不可解な演出に疑問の声も見られた。

 紅組歴代最多の39回出場を誇り、1986年から31年連続の出場を目指していた大御所・和田アキ子(66)は落選。12月31日をもって解散したSMAPは出場を辞退した。

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2017年1月2日のニュース