ヘルマン岡本洋平 下咽頭がん治療成功し退院「喉と命は神様の落とし物」

[ 2017年1月2日 18:35 ]

 ロックバンド「Hermann H.&The Pacemakers」のボーカル・岡本洋平が2日、自身のフェイスブックを更新。下咽頭がんの治療が成功し、退院したことを明らかにした。

 10月3日に下咽頭がんを公表したが、この日「私、岡本洋平は約3カ月に及び、下咽頭がんの治療のため入院しておりましたが、去る12/28に無事退院の運びとなりました」。抗がん剤と放射線治療だけで根治を目指し「治療は見事に成功し、今、喉も命も守ることができました」と報告した。

 ステージ4のがんで「歌うことはもちろん、発声機能を全部失う手術を要し、最悪の場合は命も失う、というかなり厳しい状態」だった。「情けない話、すべてに絶望し、もう生きることさえあきらめたこともたくさんありました」と率直に振り返りながら「歌手として、人間として、そして父親として、この胸の中にいろいろ想いはありますが、まずは、このようなご報告を新年の挨拶に代え、皆様にできることを本当に、本当にうれしく思っております」とした。

 「神様がいるのかは分かりませんが、もしもいるのだとすれば、この喉と命は神様の落とし物だと思って、僕の中の音楽というポケットに大事にとっておきます」と心境を明かし「永きにわたり、応援してくれているファンの皆様、メンバー、スタッフのみんな、仲間、そして家族。僕の歌手としての尊厳と命を守る治療を全身全霊で成功させてくれた主治医筆頭の医療チーム。心より感謝を申し上げます。ありがとう!」と感謝した。

 「そして。皆様の前で歌えるまで、もう少しだけ僕に時間をください。近いうちにすぐ必ずハッピーなグッド・ニュースをお届けできることをここに誓います。そうさ、やりたいこと全部やって、叶えたいこと全部叶えよう。また、生きるぞ。歌うぞ!そこで待ってろよ!」と自らを鼓舞するように記した。

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2017年1月2日のニュース