常盤貴子 うれしくて怖い「いいチャレンジでした」

[ 2016年8月16日 19:58 ]

映画「だれかの木琴」完成披露プレミア試写会に登場した常盤貴子

 女優の常盤貴子(44)と俳優の池松壮亮(26)が16日、都内で行われた映画「だれかの木琴」(9月10日公開)完成披露プレミア試写会に出席した。

 平凡な主婦が若い美容師に心囚われ、ストーカー行為を繰り返していくサスペンス作品。常盤はメガホンをとった東陽一監督(81)に初めて会った際、「役作りをしないで下さい」と言われたことを告白。「それがうれしくてうれしくて。監督に握手を求めてしまったくらい」と笑顔をみせた。

 というのも「小津安二郎監督の映画のような芝居に興味を持っていた時期だったので、あの謎の答えが出るかもしれないと思った」と常盤。同時にそれは「今まで築いてきたキャリアを捨ててチャレンジすることだったので怖いことでもありました」それでも「いいチャレンジでしたね」と振り返った。

 常盤と池松は初共演。美容師を演じた池松は撮影で実際に常盤の髪を切った。池松は「緊張するかな?と思ったんですが、周りの大人の方が“あいつ間違えたらヤバいぞ”って空気だったので、おもしろくて逆に緊張しなかった」と語り、共演者を驚かせていた。

 一方の常盤は「みんなが想像してた以上に切ったので、“まだ切るの?”って私自身もヒヤヒヤしてました」と苦笑いだった。そして、男性に髪を切られることについて問われると「考えてみたら私自身、髪の毛を切るときは、ちょっとSっぽい気持ちになった。“誰に切らせてあげようかしら?”みたいな。不思議な思いだったので、髪を切られることって特別な思いになるんだな」と明かした。

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2016年8月16日のニュース