滝沢秀明 好青年役続きもどかしさ…「思い切って攻めた」不倫劇

[ 2016年7月26日 09:33 ]

 10代でジャニーズJr.の黄金期を築き、アイドル路線のド真ん中を歩んできた滝沢秀明。34歳になった今もあどけない美少年の面影が残る。そんなタッキーがドラマで禁断の不倫劇に挑戦。ディープキスやベッドシーンなどの大胆演技を披露している。芸能界に入って21年。ターニングポイントを迎えた。

 95年、13歳の時にジャニーズ事務所に入所。芸能活動を始めると、あっという間に人気に火が付いた。ジャニーズJr.のリーダーとして活躍し、ドラマやCM、バラエティー番組に引っ張りだこに。本来はCDデビュー前のタレント予備軍だった当時のジャニーズJr.を、東京ドーム公演ができるほどのスーパーアイドルグループにまで押し上げた。

 当時はリーダーとして大勢のJr.メンバーを問題なくけん引しているように見えた。しかし、今月出演したバラエティー番組で「Jr.時代は周りがみんな敵に見えていた」と告白し話題になった。

 「そりゃあ、人に嫌われたことも、人を嫌っていたこともありました。特に先輩がいる中でいい役をやらせてもらってるというプレッシャーは凄かった。周りみんなが敵に見えたこともありました」

 その時に反骨心や闘争心が培われ、それは「今も残っている」と語る。「メンタルの強さがないとこの仕事はできない。甘えた瞬間に成長はなくなりますから」

 冒険的な今作への出演も「思い切って攻めてみよう」と引き受けた。「不倫が題材で、(演じる役が)背負っているものも大きい。迷いはありました」。それでも、好青年役や正義の味方役ばかりが続くことに「もどかしさもあった」といい「今までは、ここまでやらせてはいけないというイメージがあったのかもしれない。いろんなイメージの役にチャレンジできる年齢に入った。今回のドラマが、それを変えるきっかけになればと思った」と説明。俳優としての「新たなスタート」と位置づけて臨むことを決めた。

 爽やかな笑顔の内に秘めた熱い思いをたぎらせ、新境地を開いていくタッキー。アイドルの王道を歩んできた男が30代半ばを迎え、これからどんな顔を見せていくのか目が離せない。

 ◆滝沢 秀明(たきざわ・ひであき)1982年(昭57)3月29日、東京都生まれの34歳。95年、ジャニーズ事務所に入り、同年フジテレビ「木曜の怪談」で主演を務める。99年に松嶋菜々子とダブル主演したTBS「魔女の条件」で高視聴率を記録。02年に今井翼とのユニット「タッキー&翼」でCDデビュー。05年にNHK大河ドラマ「義経」に史上最年少で主演。06年から舞台「滝沢演舞城」などで座長を務める。血液型A。

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2016年7月26日のニュース