石田純一、都知事選出馬見送りへ 準備不足、野党調整つかず

[ 2016年7月11日 10:17 ]

11日、羽田空港で出馬断念をほのめかす石田純一

 「野党統一候補」の条件付きで東京都知事選(14日告示、31日投開票)へ出馬表明した俳優石田純一(62)が、出馬を見送る方針を固めたことが11日、スポニチ本紙の取材で分かった。正式な判断結果については同日中に記者会見を開いて発表する。

 石田はこの日朝、帰京した羽田空港で、家族の理解を得られていないことを強調。そのほか仕事先やスポンサー、選挙参謀を依頼した人物からも了承を得られなかったことに加えて、野党4党の調整も間に合わなかったこともあり、出馬を見送ることになった。

 石田は今月8日に護憲派の市民団体の要請を受けて会見を開き、「野党4党の統一候補になるならぜひ出たい」と条件付きで出馬する意向を表明。しかし野党4党に何の相談もないままでの電撃表明で、自身も統一候補に選ばれる可能性は「10%以下」としていた。

 翌9日には契約CMの違約金問題が浮上し、その損害賠償額は「わずか数日で何百万円、何千万円の単位になっている」ことが判明。朝日放送(大阪市)でレギュラー番組2本も持っており、10日に大分県内で取材に応じた石田は「出馬したい気持ちはありますが、非常に厳しい感じ」と本音を漏らしていた。

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