参院選特番、池上彰テレ東が3連覇!視聴率民放トップ11・6%

[ 2016年7月11日 10:17 ]

6月、テレビ東京「池上彰の参院選ライブ」記者会見に出席した(左から)高橋みなみ、池上彰氏、大江麻理子アナウンサー

 10日の参院選特番の平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)が11日、判明。ジャーナリストの池上彰氏(63)が選挙特番5回目のメーンキャスターを務めたテレビ東京「池上彰の参院選ライブ」(後8・00~10・00)が11・6%で民放トップを獲得。13年の参院選、14年の衆院選に続き3連覇を達成した。

 13年の参院選特番「池上彰の参院選ライブ」で民放トップの10・3%、同局の選挙特番史上歴代1位を記録した。14年の衆院選特番「池上彰の総選挙ライブ」では「報道ステーション」キャスターだった古舘伊知郎氏(61)が司会を務めた「選挙ステーション2014」と11・6%でトップを分けた。

 池上氏の特番は大物政治家がムキになるような鋭く切れ込む質問が人気を集め、インターネット上では“池上無双”と評される。また当選者の細かいプロフィルも話題。自民党の猪口邦子氏を「派手なドレスで波紋。『毎日が勝負服です』」、民進党の郡司彰氏を「演説はダジャレで名前をPR『ぐんじ政権にはしない!』」と紹介した。18歳選挙権導入で若年層を意識した出演者も起用。元AKB48総監督の高橋みなみ(25)が池上氏と初共演した。

 「打倒!池上」を目指し各局ともキャストの人選に注力したが及ばなかった。日本テレビは同局の報道番組で活躍するアイドルグループ「嵐」の櫻井翔(34)や「NEWS」の小山慶一郎(32)らが登場。テレビ朝日は「報道ステーション」に続き富川悠太アナ(39)が古舘氏の後を継いで初のメインキャスターを務めた。TBSはタレントの恵俊彰(51)が総合司会、“18歳選挙特別リポーター”をSKE48の松井珠理奈(19)が出演。フジテレビは「Mr.サンデー」の宮根誠司アナ(53)と「みんなのニュース」伊藤利尋アナ(43)がタッグ。“18歳枠”にモデルの藤田ニコル(18)、お笑いタレントの厚切りジェイソン(30)らが登場した。

 選挙特番全体1位はNHK「参院選2016開票速報」で16・3%(後7・55~9・00)だった。

 【参院選特番 民放各局の主な時間帯の平均視聴率】▼日本テレビ「ZERO×2016」後7・58~9・00=10・4% ▼テレビ朝日「選挙ステーション2016」後7・57~9・00=7・7% ▼TBS「激突!選挙スタジアム2016」後7・56~9・30=5・5% ▼テレビ東京「池上彰の参院選ライブ」後8・00~10・00=11・6% ▼フジテレビ「FNNみんなの選挙2016」後9・00~11・00=5・6%

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2016年7月11日のニュース