藤山直美 上海国際映画祭で日本人初の最優秀女優賞

[ 2016年6月20日 05:30 ]

第19回上海国際映画祭の授賞式で最優秀女優賞に決まった藤山直美に代わり賞を受け取った阪本順治監督(左)=キノフィルムズ提供・共同

 中国上海市で開かれた第19回上海国際映画祭で、コンペティション部門にノミネートされていた映画「団地」(監督阪本順治)に主演した藤山直美(57)が19日、金爵賞最優秀女優賞を受賞した。日本人が同賞を獲得するのは初めて。

 同作は、ある団地に引っ越してきた藤山と岸部一徳(69)が演じる夫婦に降りかかる奇想天外な出来事を描いたコメディー。

 藤山は「この賞は監督の手腕によるところが大きい。阪本監督が喜んでくださるなら、私もとてもうれしく思います。共演者の皆さまにも心から感謝申し上げます」とコメントしている。

 同作品は藤山が、毎日映画コンクールなど主演賞を総なめにした「顔」以来、16年ぶりとなる主演を務めた。

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