村上弘明 復興の歩み語る「高齢者にやさしい町づくりを」

[ 2016年3月10日 10:00 ]

復興の歩み報告会に出席した村上弘明

 岩手県の5年をパネルなどで振り返る「いわて復興の歩みと未来展」が9日、東京・銀座のいわて銀河プラザで開幕。陸前高田市出身の俳優・村上弘明(59)が復興の歩み報告会に出席し、震災への思いを語った。

 「いわて☆はまらいん特使」として何度も岩手を訪れたという村上は「5年目にしてようやく人々が(震災の模様を)話し始めた。その言葉を検証して、どう対策に当てるかが大事」と強調。被災地の今後には「高齢者にやさしい町づくりを」と話した。最終日の10日はいわて学講座が行われる。

 ≪航空会社から支援も≫今回イベントには村上のほか、三陸鉄道の望月正彦社長や、昨年10月から復興支援を目的とした「ターキッシュエアラインズ」の機体を描いたラッピング列車を同鉄道で走らせるターキッシュエアラインズ東京支社広報部の谷本美和氏も出席した。谷本氏は「日本とトルコは125年前の和歌山県串本町沖でのトルコ軍艦エルトゥールル号の海難事故をきっかけに、両国の友好の絆が深まりました。東日本大震災から5年、我々は航空会社ですが、三陸鉄道でラッピング列車を走らすことや、さまざまな形で復興支援に役立てればと思います」と話した。

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2016年3月10日のニュース