維新代表娘・松野未佳さんミス日本GP 夢は政治家、父に“下克上”?

[ 2016年1月26日 05:30 ]

水着審査でポーズを決める松野未佳さん

ミス日本コンテスト2016

(1月25日 東京・新宿 京王プラザホテル)
 日本女性にふさわしい心と健康的で美しい身体を競う「第48回ミス日本コンテスト2016」(スポーツニッポン新聞社後援)が25日、東京・新宿の京王プラザホテルで開かれ、維新の党・松野頼久代表(55)の次女で、慶応大文学部2年の松野未佳さん(20)がグランプリに輝いた。「これからは“松野の娘”ではなく、“ミス日本の松野未佳”と胸を張れます」と2804人の頂点に立った喜びを語った。

 「エントリーナンバー6番」。呼ばれた瞬間、松野さんは目を見開いて辺りを見回し、深々と頭を下げた。「選ばれるとは思っていなくて、驚きました。1年後、選んでいただいた方々を後悔させないように、一生懸命頑張ります」と笑顔を見せた。

 「自分を偽らずに頭に浮かんだことを言おうと思った」。着物審査の質問は「雪で思い出すこと」。他の候補者が社会問題などに絡めて答えていく中、「最近行けていないので、家族でスキーに行きたいです」と回答。素の自分をさらけ出したことが、審査員の心をつかんだ。

 幼い頃から、父の背中を見て育ち、高校生の時には政治家を志した。祖父は農林大臣、防衛庁長官などを務めた故松野頼三氏という政治家一家。「周囲から“松野の娘”と呼ばれるうちに、自分に自信が持てなくなった」。何か自信を持てることがしたいと応募した舞台で、最高の結果を手にした。「これで“松野未佳です”って堂々と言えます」。笑顔が輝いた。

 コンテストを終えてすぐに「パパとママのおかげ。ありがとう」と電話で報告すると、頼久氏は「おまえならやると思ってたよ。おめでとう」と祝福した。仕事の都合で会場には来られなかったが、インターネット中継を見て応援していたという。

 大学卒業後については「社会を知るために、報道記者になりたい」が、最終的な将来の夢は政治家。「もっと広い世界を勉強して、いつか、私が“松野代表の娘”ではなく、父が“松野未佳の父親”と呼ばれるような政治家になります」。きっぱりした口調の中に、手にしたばかりの自信がちょっぴり顔をのぞかせた。

 ◆松野 未佳(まつの・みか)1995年(平7)7月29日、東京都生まれの20歳。慶応義塾大学文学部国文学科2年。祖父は06年に亡くなった自民党の衆院議員だった松野頼三さん。趣味は煮物料理で、里芋の煮っころがしが得意。中学校でテニス部、高校はゴルフ部に所属した。1メートル64、血液型O。

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