佐渡裕氏、17回目の「1万人の第九」総監督 偉大な先輩超え感無量

[ 2015年12月6日 21:19 ]

「サントリー1万人の第九」に朗読者として登壇した栗山千明。左は佐渡裕さん

 年末恒例の音楽イベント「サントリー1万人の第九」が6日、大阪城ホールで開催され、一般募集で北海道から沖縄まで全国から集まった6~96歳の男女が迫力の大合唱を披露した。

 総監督・指揮を務める佐渡裕氏(54)は、今回で17回目の登板。先代の指揮者・故山本直純氏の16回を超え、「思い出深い回となった。出来も最高によかった」と感無量の表情をみせた。

 9月にオーストリアの名門「トーンキュンストラー管弦楽団」の音楽監督に就任。7年半務めたABC系「題名のない音楽会」は降板したが、本イベントについては「本番までに労力のかかる演奏会ですが、自分の中でもどんどん価値が大きくなっている。これからも可能な限り続けたい」と意欲を示した。

 また、「参加者の最年少から最年長までの年齢差が90歳って、野球じゃなかなかありえない。音楽が持つ魅力」と語り、「パリでのテロなどなどがあった中、様々な人が一緒に生きている事を喜びと感じられる瞬間が作れたことは意味のあること」と、本イベントの意義を力説していた。

 この日の模様は、TBS系(※一部地域を除く)で23日13時55分から放送。

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2015年12月6日のニュース