TBS社長 「下町ロケット」最終回は「ぜひとも20%超えを」

[ 2015年12月2日 15:20 ]

ドラマ「下町ロケット」のワンシーン(TBS提供)

 TBSの武田信二社長(63)が2日、東京・赤坂の同局で定例会見を行い、日曜劇場「下町ロケット」(日曜後9・00)の最終回に向け“20%超え”への期待を口にした。

 俳優の阿部寛(51)が主演を務める同作は、同枠で放送され、最終回42・2%という驚異的な数字を叩き出し、社会現象にまでなった「半沢直樹」と同じ池井戸潤氏の直木賞受賞作の連続ドラマ化。宇宙科学開発機構の元研究員で、実家の町工場・佃製作所を継いだ佃航平(阿部)がロケットのエンジン開発に情熱を注ぐ姿を描く感動エンターテインメント巨編。

 好調の要因を聞かれ、武田社長は「善人悪人の構図がはっきりしている。原作も読んたうえで、見ているが、原作と同じようにハラハラ・ドキドキする。キャッチコピーも受けているのかな。視聴者の評判でも、月曜から元気を出して働けるという声もいただいている。そういったところが成功している要因かなと」と手ごたえを感じている様子。

 初回16・1%、第2話17・8%、第3話18・6%、第4話17・1%、第5話20・2%、第6話17・8%を好調に推移。11月29日放送の最新回、第7話でも17・9%を再び上昇。7話までの期間平均は17・7%としている。第2部に入り、やや下げている印象もあるが「録画再生率の高さ」もあり、「そこまで下がっているとは思っていない」と自信を見せた。

 10月度の定例会見の席でも武田社長は「もちろん『半沢直樹』を超えてほしい」と期待感を口にしていた。今月にはいよいよ最終回を迎える。「半沢直樹の最後は異常な数字だったので」とやや弱気な言葉も聞かれたが、「そこにはなかなかだとは思うが、ぜひとも20%超えを期待したいところ」と話した。

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2015年12月2日のニュース