スター・ウォーズ最新作完成前に鑑賞…末期がん患者の夢かなう

[ 2015年11月6日 15:35 ]

 末期がんで余命わずかと診断された米テキサス州の男性(32)が、12月に公開される映画「スター・ウォーズ」の最新作を「死ぬ前に見たい」と願ったことがソーシャルメディアなどで広まり、男性は5日、出演者や監督、製作会社の計らいで完成前の作品を鑑賞した。米メディアが報じた。

 男性はダニエル・フリートウッドさんで、子どもの時からスター・ウォーズの大ファン。紡錘細胞肉腫と診断され、現在は肺の9割が腫瘍に侵されている。7月に余命1~2カ月と宣告された。

 スター・ウォーズの新作「フォースの覚醒」が公開される12月18日まで生きられない恐れがあるため、妻アシュリーさんが夫の願いをツイッターに書き込んだところ、賛同者がメッセージを広め「フォース・フォー・ダニエル(ダニエルに力を)」というキャンペーンに。映画の出演者マーク・ハミルらも支持を示した。

 フリートウッドさんの自宅に4日、監督のJ・J・エイブラムス氏から電話があり、製作会社が完成前の作品を届けた。アシュリーさんは「ダニエルの最後の望みがかなった。実現させてくれた素晴らしい人々にお礼を言いたい」とフェイスブックに書き込んだ。(共同)

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2015年11月6日のニュース