芸術家・片岡鶴太郎 五輪新エンブレムに意欲?「オファー来たら…」

[ 2015年9月16日 16:28 ]

「パナソニック空間演出ソリューション特別展 片岡鶴太郎 四季彩花」のプレス内覧会に出席した片岡鶴太郎とお祝いに駆けつけた水沢アリー

 タレントで芸術家の片岡鶴太郎(60)が16日、東京・東新橋で17日から開催される個展「パナソニック空間演出ソリューション特別展 片岡鶴太郎四季彩花」のプレス内覧会で出席。サプライズで以前から親交があるタレントの水沢アリー(25)、シンガー・ソングラターの河口恭吾(40)もお祝いに駆けつけた。

 開催に先立ち、取材に応じた鶴太郎は「夢だった原画に映像を合わせてやるという新しい表現をやっと実現できたスタートの展覧会。もっと楽しく、小さいお子さんにもわかりやすく、楽しんでもらえる展覧会をやりたいとずっと思ってきて、それがやっと具現化できた」と念願かなっての開催に自信を見せた。

 テレビ朝日「仮面ライダードライブ」(日曜前8・00)に特状課課長・本願寺純、仮面ライダー純役で出演中の鶴太郎。「最近は仮面ライダーになってますから、お子さんのファン層も相当広がってますからね。映像ですから、ちっちゃい子にも理解できて、楽しんでもらえるかな」と自信満々。「最近は(子どもたちも)課長とかライダーとか言ってくれる。ライダーをやると尊敬の目で見てくれるのがありがたい。今まではそういうことはなかったですからね」と続けた。

 「絵を発表して20年たっても描きたいものしか描けない。それは変わっていない。現在進行形の人間ですから、変わっている日常の中でやりたいと思ったらやる。仕事でもプライベートでも好きなことしかやっていない」と信念を語った鶴太郎。最近では、服のデザインにも挑戦。この日、お披露目したスーツは自らが初めてデザインしたものだといい、「僕が着るための僕だけのものを作りたいと思った。1カ月前に思ったけど、思ったことはすぐやる」。これには水沢も「すっごいかわいい。レディースも作ってほしい」と大絶賛だった。

 絵画とコラボする映像もすべて鶴太郎が描いた作品を取り込んだもので、「全部、私の世界なんです」。最近では2020年東京五輪・パラリンピックのエンブレムの“パクリ疑惑”問題が世間をにぎわせたが、エンブレムのデザインは「考えたことない。(構想は)何も…」としながらも「描かせていただけるならやりますけどね。オファーが来たら描きます」とまんざらでもない様子だった。

 鶴太郎は1990年代から墨彩画を始め、画業20周年を迎え、07年からは書道に取り組んできた。ことしは書家として、創造性に優れた書家と作品に贈られる第10回手島右卿賞も受賞した。本展は日本の四季をテーマに、書、ガラス器、染色、陶器など約100点を展示している。映像、音楽を使ったプロジェクションマッピングなどで鶴太郎の作品とのコラボレーションを図る。パナソニック汐留ミュージアムにて10月18日まで。

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