吉永小百合 坂本九さんしのぶ「大好きな人でした」

[ 2015年8月13日 05:30 ]

「母と暮らせば」クランクアップ記者会見を終えフォトセッションにのぞむ(左から)黒木華、山田洋次監督、吉永小百合、浅野忠信

 原爆投下後の長崎を舞台に吉永小百合(70)と「嵐」の二宮和也(32)が母子役で初共演する映画「母と暮せば」(監督山田洋次)のクランクアップ会見が12日、都内ホテルで行われた。

 かけがえのない人を失った悲しみを描いた作品。吉永はちょうど30年を迎えた日航ジャンボ機墜落事故で亡くなった坂本九さんにも言及。「一緒に仕事をした大好きな人でした」としのびながら「広島や長崎で何が起こったのかを知らない若い人も増えてきました。この作品で、戦争のこと、命のことを考えてもらえれば」と願いを込めた。

 9日の長崎原爆の日には山田監督と一緒に平和祈念式典にも参列。「今後絶対に核兵器を使ってはならない。平和への思いを新たにしました」としみじみ語った。会見場には“祈りの鶴”も用意され、吉永は「核のない世界をいのって」、二宮は「笑ってみんなであすを迎える」、そして山田監督は「反核」と書き添えた。12月12日公開。

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2015年8月13日のニュース