大山のぶ代 あの声は変わらず…新たな肉声公開「本当に幸せです」

[ 2015年7月29日 14:10 ]

舞台「スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE~さよなら絶望学園~」制作発表でコメントを発表した大山のぶ代

 認知症で闘病中の声優で女優の大山のぶ代(81)が29日、都内で行われた舞台「スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE~さよなら絶望学園~」の制作発表会にて、新録メッセージを公開した。

 大山は、08年に患った脳梗塞からの復帰以降、「ダンガンロンパ」の原作ゲームやアニメ、前作の舞台など、同シリーズで主人公たちが通う希望ヶ峰学園の学園長“モノクマ”の声優を担当。今年5月に夫で俳優の砂川啓介(78)がラジオで大山の認知症を公表以降、初の仕事として、同舞台の音声収録を今月8日に行ったことを舞台の制作会社が発表し、約1時間の収録をスムーズに進んだことを明かした。

 この日の発表会で大山は「先日、この舞台のためだけに新たなセリフを収録させていただきました。私はモノクマが大好きなの。久しぶりにまたモノクマを演じることができて、本当に幸せです」とコメントを発表し、「うぷぷぷぷ。ワクワクのドッキドキのステージの始まり始まり!お前ら、ギロッポンで待ってるぞ」と、以前と変わらぬ様子でモノクマとして舞台をアピールした。

 また、大山の収録に立ち会ったという演出家の松崎史也氏は「とてもお元気でした。とにかくキュートで素晴らしかったです。モノクマそのもので感動しました」と振り返り、神田沙也加(28)は「(セリフが)新録というところでは、この舞台に対してキーとなるワードが新しく命を吹き込まれたんじゃないかなと思うので、そこは私も映像ですが聞くことができればいいなと思っていますし、劇場にいらっしゃるファンの皆さまにとっても楽しみになポイントなんじゃないかなと思います」と原作ファンとして期待していた。

 同舞台は12月3日から13日まで、東京・Zeppブルーシアター六本木にて上演される。

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