又吉、「意外過ぎやわ~ビックリした」芥川賞受賞の瞬間の映像公開

[ 2015年7月20日 00:05 ]

芥川賞を受賞したピースの又吉直樹

 お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹(35)が19日に放送されたTBS「情熱大陸」(日曜後11時25分、通常回は日曜後11時)で、16日の芥川賞受賞の喜びや今後の活動についての思いを激白した。

 番組では受賞作となった「火花」が出版された3月から選考会当日の7月16日まで密着。自宅とは別に家賃4万円で借りている執筆用の部屋などで撮影した。

 又吉は小説の仕事と芸人の仕事について「全然ちゃうと言われるかもしれないですけど、小説家と芸人の仕事はめっちゃ近いと思う。お笑いも頭でネタを考えるので」と説明した。

 芥川賞候補となってからも特に浮かれる様子がない又吉。高校卒業後に上京し芸人としての成功を目指すも、バイトの面接にも落ちまくる“売れない”日々が続いた。苦しい時期を経験したので現在の立場に「浮かれることはないです」と語った。

 芥川賞発表の日はホテルのバーで、そのときを待った。発表までは「客観的に見ようと思っても見られないでしょ。お笑いはどこがウケてたとかなんとなくわかるんですが、本はね…。早く楽になりたいな」と落ち着かない様子。だが、携帯電話に関係者から連絡が入り芥川賞受賞を告げられると「あっ、本当ですか。ありがとうございます」と返答。担当編集者らに「受賞しました」と報告した。その瞬間に顔は和らぎ、「意外過ぎやわ~。ビックリした」とつぶやいていた。

 小説家として最高の肩書きを手に入れたが、今後も芸人と2足のわらじ生活を歩むと宣言。番組終盤には「面白いライブをやりたい」と芸人としての目標を掲げていた。 

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2015年7月20日のニュース