渡哲也、心筋梗塞で手術 重病説は否定 仕事再開まで3カ月?

[ 2015年7月18日 05:53 ]

急性心筋梗塞で手術を受けていた渡哲也

 俳優の渡哲也(73)が急性心筋梗塞で入院し、手術を受けていたことが17日、分かった。87年に52歳で死去した昭和の大スター、石原裕次郎さんの命日にあたり、横浜市の総持寺で法要が営まれ、渡が所属する石原プロモーションが公表。既に退院し、自宅で療養中という。

 裕次郎さんの墓前で、妻で同プロ会長の石原まき子さん(81)が「渡さんはちょっと体調を崩されまして。今はとても元気ですが、大事な大事な渡さんなのでご静養いただいた」と欠席の理由を説明。法要後には舘ひろし(65)らが記者会見を開き、経過を報告した。

 渡は6月10日に胸の痛みを訴え、都内の病院でCTや心電図などの検査を受けたところ急性心筋梗塞と診断された。同日中に約1時間のカテーテル手術を行い、7月11日に退院。舘によると「下手したら、死に至る状況でした」。自宅ではトレーナーを招いてストレッチなどのリハビリを行っている。

 前日16日に電話をかけた舘には、「法要に出席できず申し訳ない。来られた人に心から感謝の気持ちを伝えてくれ」と話し、「ひろし、おまえの体調はどうなんだ?」と問いかけた。「病人はあなたです!」と言い返されて笑い声を上げたといい、舘も「本当に声は元気です」と強調した。

 公の場には前田敦子(24)とCM会見を行った14年8月12日から姿を見せておらず、一部週刊誌が重病説報道も。これについて石原プロ側はこの日否定。今年初め、舘がオフィスで会話を交わした際に「俺は重病らしいから温泉に連れて行け」と一笑に付していたという。

 心筋梗塞に至った兆候などは「思い当たらない」と同プロ。「1カ月の入院生活で足腰が弱り、今は外出は難しいと思う」といい、仕事再開までのリハビリ期間は3カ月程度とみている。

 ▽心筋梗塞 心臓に酸素と栄養を送る血管(冠動脈)が詰まり、心臓の筋肉の機能が低下する虚血性心疾患の一つ。心臓の筋肉は、大量の酸素と栄養を必要とする。それらを供給するのが、心臓に張り巡らされた冠動脈。この動脈が詰まると、心臓の細胞、筋肉が死ぬ壊死(えし)状態が進行し、最終的には心臓が止まってしまう。心筋が壊死する前の段階を狭心症という。冠動脈が詰まる主な原因は動脈硬化で、細い管状の器具を血管から挿入する「カテーテル手術」などを行う。

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