アジアン隅田、引退騒動の裏事情 40代前の転機、女芸人の幸せとは

[ 2015年7月18日 13:00 ]

「アジアン」の馬場園梓(左)と隅田美保

 お笑いコンビ「アジアン」の隅田美保(39)が本気で解散、引退を考えている…。そんな噂が耳に入ってきたのは春先のことだった。発売中の写真週刊誌「フラッシュ」7月28日号では、コンビ解散疑惑について隅田が「引退はないです。アジアンで漫才を続けたい」と否定。出直しを誓っている。

 記者の取材メモには「4月×日 アジアンが辞める可能性高し。時間の問題か」との走り書きがある。その後、取材を続けたがコンビ間で話し合い、今後も漫才を続けて行くのが分かった。関係者によると、同期の「麒麟」らも間に入って説得に当たったという。

 コンビに関して言えば、良い時、悪い時の波があり、多かれ少なかれ解散危機はあるものである。アジアンも数年前から、ちょっとしたガタガタは聞こえてきていた。隅田に対しての相方・馬場園梓(34)の要求が厳しく、ケンカが目につくとの噂もあったが、それもよくよく取材してみると“ない”話だった。

 原因は、隅田の方がバラエティー番組でブサイクキャラとして扱われるのが嫌だったことが大きい。自ら「わたしはビジネスブス」と公言。宝塚歌劇団のファンで、舞台に上がる時は胸元に大きなコサージュをつける女性らしい芸人。「よしもとべっぴん・ぶちゃいくランキング」のぶちゃいく部門で3年連続1位となり殿堂入りするも芸人として“おいしい”とは思えなかったようだ。

 所属の吉本興業関係者は「テレビでブサイクと言われるのが本当に無理なようです。隅田さんは今年40歳。どうしても結婚したいという気持ちが強い。それもあってテレビ出演は控えて漫才を中心に活動するようです」と話している。

 覚悟を決めてお笑い界に飛び込んでも、やはり年中「ブサイク、ブサイク」と言われると女性としては辛いもの。隅田には「将来的にカフェを経営したい」(吉本関係者)という夢もあり、テレビを封印して舞台での漫才との両立を考えているようだ。

 相方の馬場園梓(34)は写真誌の報道翌日にツイッターで騒動を謝罪。「墓入るまで漫才するって決めている。だから婚活も応援する。でもうちは隅田さんがおらんとなんもできへん。隅田さんがいつでも戻って来れるようなんとしてもアジアンを守る」とつづっている。

 隅田は3月からテレビのレギュラーを休養、今月8日のルミネtheよしもとの舞台で再始動を果たした。アジアンはM―1グランプリの数少ない女性ファイナリストであり、漫才の実力は一級品。今年復活する同大会にも名乗りを上げている。

 隅田さんとは、お酒の席で何度か一緒になったことがある。酔ってくると、若かりし頃の樋口可南子さんに見えないこともないこともない。個人的にはブサイクとは思えないのだが…。人生でも良き相方を見つけてステップアップを。このままアジアンがフェードアウトするのはもったいなさすぎる。

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2015年7月18日のニュース