大野智の芸術 上海魅了!大フィーバー初日1600人来場

[ 2015年7月10日 05:30 ]

9日、「嵐」の大野智の個展が始まった上海市内の美術館前に並ぶ女性ファンら

 嵐の大野智(34)の個展が9日、中国・上海市内の馳翰(ジョハン)美術館で始まり、初日に1600人が来場した。海外での大野の個展は初めて。2008年に東京など国内で開催した個展に出品した作品の中から、オブジェやフィギュア、絵画など約100点が展示された。

 会場は観光スポット「豫園(ヨエン)」にある。混乱を避けるため、1時間おきに200人ずつ入場させる入れ替え制を導入。チケットを持たないファン約500人が周辺に詰めかけた。8日までに約2万4000枚の前売りチケットが販売されたという。

 大野は今月5、6日に現地入り。会場で展示品の最終的なチェックを行い、壁のスペースに赤い絵の具で「謝謝」と書き込んだ。「上海の方々がどう見てくれるのか。どういうリアクションがあるのか。それが楽しみです」と期待を寄せている。

 嵐は08年のアジアツアーで上海公演を開催。2公演で約2万2000人を動員し、会場周辺はチケットが入手できなかったファンであふれかえった。エンターテインメント系の現地紙は1面と中面で大きなスペースを割いて報道。その後、中国のインターネット環境の整備とともに、ファンはネットで嵐や大野が出演する日本のテレビ番組をチェック。この7年間で、ファンの数が急増した。昨年、日本で行ったイベント「嵐のワクワク学校」のパブリックビューイング(PV)も上海で実施されるなど、同地でも“嵐”が巻き起こっている。PVを運営した現地イベント会社がその盛り上がりを見て、今回の個展を企画した。

 上海市の翻訳業の女性(25)は「大野さんは感性が豊かで発想が自由。作品の完成度が高く、素晴らしかった」とうれしそうに話した。個展は29日まで開かれる。

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2015年7月10日のニュース