TUBE 30年目の夏!9年ぶり聖地で22曲熱唱

[ 2015年6月2日 05:30 ]

ベースの角野秀行(右)の肩に手をかけて熱唱するTUBEの前田亘輝

 TUBEがデビューから丸30年を迎えた1日、日本武道館で特別公演を開催した。

 ラスト1曲を控え、ボーカルの前田亘輝(50)がしんみりと語りだした。「この武道館も恒例のスタジアムコンサートもそう。俺たちがバテそうになった時、いつもみんながパワーを与えてくれた」。30周年を振り返ると、真っ先に思い出すのはファンの存在。「月並みな言葉だけど」と前置きし、「本当に、みんな、ありがとう。そして、これからも、よろしく」と単語一つ一つに思いを込めるよう、ゆっくりと話した。

 93年に初出場したNHK紅白歌合戦の歌唱曲「夏を待ちきれなくて」でスタートした。冒頭から汗だくで歌い「きょうはTUBEの30歳のバースデー」と、観客1万1000人にあいさつ。「ビーチタイム」「夏を抱きしめて」「シーズン・イン・ザ・サン」などの定番ソングを畳みかけ、夏の始まりを感じさせた。

 全22曲、約2時間半のステージで、新アルバム「Your TUBE+My TUBE」(17日発売)の収録曲も披露。広瀬香美(49)から楽曲提供された「おかげサマー」を初披露すると、前田は「冬の女王(広瀬)が夏の王様、いや、夏のプリンスのために書き下ろしてくれた」と紹介し、笑いを誘った。

 武道館公演は06年6月以来、9年ぶり。ベースの角野秀行(49)は「武道館のステージに立つことを夢見てTUBEを始めた。9年ぶりにまた、このステージに立つことができた」と感慨深げ。客席には織田哲郎(57)や大黒摩季(45)の姿もあった。

 終演後には客席から自然に「ハッピーバースデー」の合唱が起こった。メンバー4人はマイクを通さずに「ありがとう」と叫ぶ恒例パフォーマンスで締めくくった。

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2015年6月2日のニュース