田中麗奈 「徒歩7分」脚本家の受賞に納得「私も頑張ろうと」

[ 2015年6月2日 20:29 ]

「第33回向田邦子賞」の贈賞式で、受賞者で劇団「五反田団」を主宰する前田司郎氏(左)に花束を贈呈した田中麗奈

 女優の田中麗奈(35)が2日、都内で開かれた「第33回向田邦子賞」の贈賞式で、受賞者で劇団「五反田団」を主宰する前田司郎氏(38)に花束を贈呈した。

 優れた脚本家に贈られる同賞を、前田氏は初めて手掛けた連ドラの脚本で受賞。受賞作は1~2月にNHKBSプレミアムで放送された連続ドラマ「徒歩7分」で、田中が主演した。

 鮮やかなピンクのドレスで登壇した田中は、「本当におめでとうございます」と笑顔で花束を手渡した。男なし、友達なし、仕事なしの女性、黒崎依子(田中)の暮らすアパートから徒歩7分の圏内で起こる出来事を描いた作品。日常の中にある見落としがちな大切な瞬間を丁寧に表現した。

 田中は「作品が終わっても、自然と登場人物が生きていて、物語が続いている気がする。それは前田さんが登場人物を愛して脚本を書かれているからだと思います」と話し、受賞に納得の様子。「好きなセリフは、依子の“頑張ろう、何かを”という言葉。ステキだなと思って。やっぱり人って頑張りたいんだ、私も頑張ろうと思いました」と話し、「人の心に生き続ける作品に参加できたことは幸せ。また一緒に仕事ができるように私自身も頑張ります」と気を引き締めた。

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2015年6月2日のニュース