トシちゃん“盟友”元俳優が末期がん 涙のエール「奇跡が…」

[ 2015年5月8日 19:42 ]

 清水アキラ(60)桜金造(58)らが所属したお笑いグループ「ザ・ハンダース」の元メンバーで元俳優の小林まさひろさん(61)が8日放送のTBS「爆報!THEフライデー」(金曜後7・00)に出演。末期がんに冒されていることを告白した。

 「ありがとうの小林君」と親しまれたが、1978年にグループを脱退し、俳優転身。80年、フジテレビ「ただいま放課後」で「たのきんトリオ」と主役の高校生4人組を演じ、田原俊彦(54)の“盟友”となった。

 78年に結婚し、2人の子どもに恵まれたが、83年、芸能界引退。家族を養うため、調理師免許を取得し、85年、東京・赤坂にふぐ料理店を開店した。

 2011年、横浜市内の自宅を改装し、移転。14年春、衛生責任者として細菌検査をしたところ、大腸から出血があり、精密検査。大腸がんが見つかり、余命3カ月と宣告された。7時間の手術を受けたが、肺と腹膜の転移は手の施しようがなかったという。

 現在、痛みなどはないものの「私のからだは全部がんでできています」と抗がん剤治療中。「終活」に臨む姿が映し出された。

 4月の定期健診で、肺に25個、腹膜に20個の腫瘍が見つかった。それでも体力づくりのため50代の頃に取り組んだボクシングを再び開始。ふぐ料理店も再開し「生きている元気なうちに、オレはこれだというのをやりたいですね。何年、何十年経っても、オレのことをちょっとでもいいから何かの時に思い出してほしい。それが自分でつくる終活のような気がします」と前を向いた。

 スタジオの田原は「いつも笑顔で、みんなを柔らかくしてくれる。終活しなきゃいけない時に来てまでも、元気で明るく笑顔でいたいという…素晴らしですよね」と、その生き様を称賛。「奇跡、起こるかもしれないしれないですからね」と、うっすら目に涙を浮かべてエールを送った。

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2015年5月8日のニュース