勘九郎&七之助 第1回「森光子の奨励賞」に「恐れ多い」

[ 2015年5月8日 05:30 ]

森光子さんの祭壇の前で笑顔の(左から)萩本欽一、王貞治、石井ふく子、中村勘九郎、中村七之助、黒柳徹子

 2012年に亡くなった女優の森光子さん(享年92)の遺志に基づき、今年創設された「森光子の奨励賞」が歌舞伎俳優の中村勘九郎(33)、七之助(31)兄弟に決まった。7日、東京・帝国ホテルで贈賞式が行われた。

 一つの道で努力を重ね、成果を挙げている若手に贈られる賞。森さんは2人の祖父である十七代目、父の十八代目中村勘三郎さんと親交が深かった。プレゼンターとして森さんと親しかったプロ野球・ソフトバンクの王貞治会長(74)が登場。祭壇の森さんの写真から「中村屋、日本一!」と威勢のいい掛け声が飛ぶ、粋な演出もあった。

 勘九郎は目を潤ませ「大好きな大好きな森先生の賞を、第1回として頂けることが、幸せと同時に恐れ多い」と喜んだ。七之助は「おこがましくもここであいさつしている自分がとても恥ずかしい。いつか胸を張って、ちょっとはいい役者になれましたと言えるよう精進を重ねていきたい」と述べた。萩本欽一(74)もプレゼンターとして登壇した。

 森さんをしのぶ会も同時に行われ、黒柳徹子(81)、赤木春恵(91)、堺正章(68)、里見浩太朗(78)、北大路欣也(72)ら芸能人が多数出席した。

続きを表示

2015年5月8日のニュース