オードリー春日“棚ぼた”フィンスイミング日本代表選出

[ 2015年5月8日 05:30 ]

「フィンスイミングワールドカップマスターズ大会」に日本代表として出場するオードリーの春日俊彰

 お笑いコンビ「オードリー」の春日俊彰(36)がフィンスイミングのマスターズ日本代表に選ばれ7日、都内で記者会見した。6月6日にイタリアのラベンナで行われるワールドカップ(W杯)マスターズ大会に出場する。種目は、シュノーケルをつけて泳ぐ「サーフィス」部門の50メートルで、35~44歳の部だ。

 フィンを持って登場すると「このたび日の丸を背負うことになった春日です」と得意げに自己紹介。代表入りをかけた3月のジャパンオープンマスターズ大会では、サーフィス50メートル部門で3位。規定では上位2人が代表に選出されるが、上位者に欠員が生じたため繰り上げとなった。まさに“棚ぼた”だが「日本の顔として世界と戦う。国民の期待に応えたい」と、心はラベンナにあるような話しぶりだった。

 TBSのバラエティー「炎の体育会TV」の企画で、2011年からフィンスイミングを始めた。シュノーケルをつけない「アプニア」部門を専門とし、3月の大会で50メートルで2位に入った。しかしフライングで失格し、代表入りを逃した。サーフィス50メートル部門には押さえで出場していた。

 昨年のW杯のサーフィス50メートル部門は、銅メダリストのタイムが20秒92。春日のベストタイムは21秒20で、メダルは射程圏。「一番いい色のメダルしか欲しくない。最高でも金、最低でも金」と豪語した。

 日本水中スポーツ連盟は「フィンスイミングを普及してもらって感謝している。ベストタイムを出してメダルを獲得してほしい」と期待。春日は今月10日にボディービル大会の出場を控え、筋肉の陰影を出すために肌は日焼けで真っ黒。2カ月連続で大一番に臨む。

 ▽フィンスイミング フィン(足ひれ)を装着し、腕を頭上で組みながら、全身を波のようにうねらせて泳ぐ競技。サーフィス、アプニアのほかに、酸素ボンベを手に泳ぐイマージョンや、片足ずつ2枚のフィンを履いて泳ぐビーフィンなどがある。W杯マスターズ大会は29歳以上が参加可能で、昨年初開催された。

続きを表示

この記事のフォト

2015年5月8日のニュース