和田正人、舞台「小林一茶」主演!初の井上戯曲「この上ない喜び」

[ 2015年1月10日 10:00 ]

舞台「小林一茶」に主演する和田正人(左は石井一孝)

 NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」でヒロインの幼なじみを演じた俳優集団「D―BOYS」の和田正人(35)が、10年ぶりに再演される故・井上ひさしさん作の舞台「小林一茶」(4月6日初日、東京・紀伊国屋ホール)に主演する。

 こまつ座第108回公演。江戸時代を代表する俳人・小林一茶の半生をたどりながら、観客もろとも巻き込む推理劇の要素を含んだ井上さんの秀逸評伝劇。読売演劇大賞最優秀演出家賞など数々の受賞を誇る俊英・鵜山仁氏の新演出を手掛け、待望の復活となる。

 「D―BOYS」の公演「駆けぬける風のように」の演技で第69回(2014年度)文化庁芸術祭賞演劇部門で新人賞に輝いた和田が、タイトルロールの小林一茶役。一茶のライバル・竹里役は、ミュージカルでおなじみの石井一孝(46)が演じる。

 井上作品に初挑戦の和田は「井上ひさしさんの戯曲を演じることは、俳優として僕の目標の一つでした!『小林一茶』への参加が叶い、この上ない喜びを感じています」と感激の様子。

 役柄については「小林一茶と聞いて想い浮かべるのは俳句、俳諧。教科書に登場する人物として、偉く、まじめな印象。個人的には少々、なじみの浅い題材です。ただ、それは小林一茶という人物を彩るための、ごく一部分なのかもしれません。今作のキーワードでもある“容疑者 小林一茶”。耳を疑うようなこの言葉が、僕らが思い描いていた小林一茶という人物像に、また新たな一面を加えることになるのです」と感想。

 「今、何より楽しみなのは、井上ひさしさんの描く、あまり世に知られていない小林一茶を演じられるということ。歴史あるこまつ座の舞台に立つことのプレッシャーももちろんありますが、演劇人としてこの作品と向き合えることを誇りに思い、与えられた貴重な時間と真摯に向き合いたいと思います」と意気込んでいる。

 チケット一般発売は2月14日。

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