妻夫木聡 美大生にエール「失敗してもいい 夢を信じ可能性広げて」

[ 2014年12月15日 18:09 ]

武蔵野美大の学生からプレゼントされたイラストを手に笑顔の妻夫木聡(左)と石井裕也監督

 俳優の妻夫木聡(34)が15日、主演映画「バンクーバーの朝日」(今月20日公開)の石井裕也監督が東京・小平市の武蔵野美術大学で行った試写会後の“特別講義”にサプライズで飛び入りした。

 妻夫木が石井監督に呼びこまれると、一切知らされていなかった約300人の学生たちは大歓声。石井監督が「俺も案外スペシャルなゲストなんだけれどなあ」とこぼすほどで、妻夫木もしてやったりの表情だ。

 20世紀のカナダ・バンクーバーに実在した日系人野球チームが、差別や過酷な肉体労働に耐えながら、ひたむきなプレーで白人の信頼を勝ち取っていく物語。妻夫木は「特に若い人たちに見てほしい。僕も目の前にあることに一生懸命になる、集中して挑むことを学んだ。皆にもそう感じてほしいし、熱い思いを届けてあげて」とアピールした。

 学生からは自身の似顔絵やスタンプもプレゼントされ、「美大って、すごくあこがれがあった。皆、目がキラキラしていて、夢と希望に満ちあふれているね」と満足げ。そして、「芝居は信じることが大事って言われるけれど、何事もそうだと思う。失敗してもいいじゃん。僕なんか何百回も失敗しているけれど、好きだから続けていられるところもある。皆も自分の夢を信じて、可能性を広げていって」とエールを送っていた。

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2014年12月15日のニュース