“師走恒例”今年の漢字は「税」 17年ぶり消費税アップを反映 

[ 2014年12月12日 14:05 ]

今年の漢字は「税」。京都・清水寺で森清範貫主が揮毫

 2014年の世相を1字で表す師走恒例の「今年の漢字」が「税」に決まり、京都市東山区の清水寺で12日、森清範貫主が揮毫(きごう)した。

 今年4月1日に消費税が17年ぶりに8%に引き上げられたことを反映したもの。インターネットやハガキなどからの応募総数16万7613票のうち「税」は8679票(5・18%)を集めた。

 ベストテンは2位「熱」3位「嘘」4位「災」5位「雪」6位「泣」7位「噴」8位「増」9位「偽」10位「妖」。

 「清水の舞台」に設置された縦1・5メートル、横1・3メートルの越前和紙に、広島・熊野産の特大の筆(手:長さ11・5センチ、軸:長さ22センチ)で揮毫された。

 日本漢字能力検定協会(本部・京都市)が主催する「今年の漢字」は1995年に始まり、20回目。昨年は「輪」。2020年東京五輪開催の決定や富士山の世界遺産登録など、日本中に歓喜の「輪」が広がる1年を象徴する1字となった。

 「今年の漢字」20周年を記念し、26日まで清水寺で「漢字が表す20年の世相展」を開催。この日、揮毫された「税」も追加展示される。

 【歴代の「今年の漢字」】95年「震」、96年「食」、97年「倒」、98年「毒」、99年「末」、2000年「金」、01年「戦」、02年「帰」、03年「虎」、04年「災」、05年「愛」、06年「命」、07年「偽」、08年「変」、09年「新」、10年「暑」、11年「絆」、12年「金」、13年「輪」。

続きを表示

この記事のフォト

2014年12月12日のニュース