京香 友和のセリフで「夫婦像がよく分かりました」

[ 2014年11月10日 14:57 ]

「救いたい」完成披露に参加した左から渡辺大、貫地谷しほり、鈴木京香、三浦友和、中越典子

 女優・鈴木京香(46)が10日、都内のホールで行われた主演映画「救いたい」(監督神山征二郎、11月22日公開)の完成披露試写会で舞台あいさつに立った。

 仙台医療センターに勤務する麻酔科医の川島隆枝さん(65)のエッセイをベースに、東日本大震災から3年後の東北の“今”を伝える人間ドラマ。川島さんの役割の担った鈴木は「監督の思い、私たちキャストの思い、そして地元の人々の思いが見ていただく方に伝われば」と真摯に訴えた。

 宮城県生まれなだけに、「出身だから声をかけてくださったかもしれないし、出身だからこそ中途半端なことはできないという恐怖もちょっとあった。でも心の優しい、力強い人たちの話で、脚本が胸に響いたのでやりたいと思った」と決意。オール宮城ロケでは、被災者が出演するなど地元の全面協力があったそうで、「短い時間でしたけれど、地元の皆さんとふれあいを重ねることができ、思い出深い映画になりました」と感慨深げに語った。

 そして夫役の三浦友和(62)を見やり、「もたれかかっているわけではないのに支え合っている、この夫婦の在り方が素敵であこがれます。見てのお楽しみですけれど、三浦さんのセリフで夫婦像がよく分かりました」と笑顔。三浦も、「奥さんが鈴木京香さんですから、そりゃあ楽しくやらせていただきましたよ」と照れながら応じていた。

 なお、舞台あいさつにはほかに貫地谷しほり(28)、渡辺大(30)、中越典子(34)、神山征二郎監督(73)、川島さんも出席した。

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