ASKA被告、初公判で使用認める…即日結審、9月に判決か

[ 2014年8月28日 13:29 ]

28日に初公判を迎えるASKA被告

 覚せい剤と合成麻薬MDMAを使用したなどとして覚せい剤取締法違反と麻薬取締法違反の罪に問われた歌手ASKA(本名宮崎重明)被告(56)の初公判が28日、東京地裁(植村幹男裁判官)であり、ASKA被告は起訴内容を認めた。即日結審する見通しで、9月中にも判決が言い渡されるとみられる。

 ASKA被告は5月に都内などで覚せい剤とMDMAを使用した他、東京都目黒区東が丘の自宅で覚せい剤約0・43グラムとMDMAなど計約26・73グラムを所持したとして起訴された。

 ASKA被告は7月に保証金700万円を納付して保釈された際「迷惑と心配を掛け、心よりおわびします」などとするコメントを出した。弁護人によると保釈後は医師の治療を受けていたという。

 共に逮捕された知人の栩内香澄美被告(37)=東京都港区南青山、覚せい剤取締法違反罪で起訴=は、7月の初公判で薬物使用について「鑑定ミスか、第三者が何らかの方法で私に使用した」と無罪を主張している。

 捜査関係者によるとASKA被告は調べに「眠気をとって集中するため、自宅の書斎で覚せい剤を使った」「20年以上前から薬物を使っていた」などと供述。自宅からは、薬物の吸引に使った痕跡のあるガラス製パイプや尿中の覚せい剤を判別する検査キットが発見された。

 警視庁は今月19日、ASKA被告にMDMAを譲り渡したとして、麻薬取締法違反(営利目的譲渡)の疑いで、指定暴力団住吉会系組幹部と無職の男を逮捕した。

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2014年8月28日のニュース