ASKA被告初公判 傍聴券求め長い列…ファン「ひと目みたい」

[ 2014年8月28日 11:16 ]

 28日午後のASKA被告(56)の初公判には、わずか21席の一般傍聴席を求めるファンらが朝から東京地裁近くの日比谷公園に集まり、抽選整理券を配布するテント前に長い列をつくった。地裁は混乱がないよう職員を大量動員し、異例の対応を取った。午前11時の締め切りまでに並んだ人は2646人、倍率は126倍だった。

 午前9時半、リストバンド式整理券の配布が始まった際には、小雨の中、既に数百人が100メートル以上並んで待機。先頭の人は午前5時ごろ到着したという。

 列に並んだ岩手県北上市の自営業高橋香澄美さん(33)は20年来のファンで、仕事を休み高速バスで駆けつけた。「今の様子をひと目みたい。才能がある人なので、反省の気持ちを見せて、歌手として復帰してほしい」と話した。

 東京地裁の傍聴抽選で、倍率が最も高かったのは覚せい剤取締法違反罪に問われた人気女優の初公判(2009年10月)で約330倍、オウム真理教教祖の松本智津夫死刑囚の初公判(1996年4月)は約256倍だった。

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2014年8月28日のニュース