ナイナイANN終了を発表 9月いっぱい…歴代最長20年半の歴史に幕

[ 2014年8月22日 03:00 ]

9月いっぱいで「オールナイトニッポン」20年半の歴史に幕を閉じることになったナインティナイン(C)ニッポン放送

 お笑いコンビ「ナインティナイン」がパーソナリティーを務めるニッポン放送「ナインティナインのオールナイトニッポン」(木曜深夜1・00)が、9月いっぱいで終了する。21日深夜、番組のエンディングで発表された。1994年4月にスタートし、深夜ラジオの代名詞「オールナイトニッポン」(ANN)のパーソナリティー最長記録を持つナイナイが20年半の歴史に幕を閉じる。

 いつもの軽妙なトークを繰り広げた2人。エンディングで矢部浩之(42)が「突然ですけれども、大変重要なお知らせがあります」と切り出し「ボケでもふざけてることもありません」と伝えた上で、9月いっぱいでの終了を伝えると、岡村隆史(44)も「寝かかっている人もびっくりしたかもしれない」と続けた。

 今年、放送開始47年を迎えたANNの中で、20年半のパーソナリティー歴は笑福亭鶴光(66)の11年半を大幅に上回る歴代1位。9月25日の最終回で放送1013回となる。「すべては来週、詳しくお伝えします」と話した2人。終了の理由などは次週28日深夜の番組内で語られる。

 ナイナイは1990年に結成。94年、東京進出したタイミングからのレギュラー番組が「ナインティナインのオールナイトニッポン」だった。

 フリートークと、リスナーから送られてくるハガキによるネタのコーナーで構成。フリートークは、岡村が時事ネタについて持論を展開することも。度々インターネットニュースになり、今年だけでもドラマ「明日、ママがいない」に対する批判、サッカー・ワールドカップ(W杯)の際に東京・渋谷のスクランブル交差点で起こった“ハイタッチ騒動”に苦言を呈したことが話題に。ネタコーナーの常連になった“ハガキ職人”からは放送作家も輩出した。

 2004年に「笑福亭鶴光のオールナイトニッポン」(74年4月~85年10月)が持つパーソナリティー最長記録を更新。09年には番組開始15周年を記念した書籍「ナインティナインのオールナイトニッ本」が発売され、今年3月にvol.6が刊行された。

 岡村の休養期間中(10年7~11月)は矢部が番組を支えた。矢部は昨年3月の結婚、今年3月の第1子男児誕生をリスナーに生報告。ナイナイの歴史とともにANNがあっただけに、突然の終了はファンに大きな衝撃を与えそうだ。

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2014年8月22日のニュース