寛平 復興願い被災3県の駅伝マラソン出発

[ 2014年8月11日 10:17 ]

震災から3年5カ月、被災地を縦走するマラソンの出発を前に、小学生とジョギングする間寛平

 東日本大震災の被災地を元気づけようと、タレントの間寛平(65)が、震災から3年5カ月となった11日、岩手県宮古市から、岩手、宮城、福島3県の沿岸部を中心に約508キロを縦走する駅伝方式のマラソンに出発した。沿道からは被災者らが声援を送った。

 出発前、「復興できるまで(マラソンを)続ける」と意気込んでいた寛平。阪神大震災で兵庫県宝塚市の自宅が全壊した経験を持ち、「津波は怖かったろうな」と被災者を思いやった。

 寛平は2012年に、マラソンで被災地を縦走。13年からは被災地にゆかりのある芸人やタレントらと、たすきをつなぐ駅伝方式にした。

 10日夜まで大雨だったが、11日は徐々に晴れ間が広がり、出発前には市民らとジョギング。小学生の子ども2人が参加した宮古市の笹原めぐみさん(42)は「忘れないで支援してくれて、ありがたい」と感謝していた。

 ゴールの福島県いわき市の温泉施設スパリゾートハワイアンズには21日に到着する予定。

続きを表示

2014年8月11日のニュース