永作博美 過酷な役に入り込みすぎて「息苦しくて顔色も悪かった」

[ 2014年3月15日 17:35 ]

WOWOW連続ドラマ「私という運命について」完成披露試写会イベントに登場した宮本信子(左)と永作博美

 女優の永作博美(43)が15日、都内で行われた23日にスタートするWOWOW連続ドラマ「私という運命について」(日曜後10・00、全5回)の完成披露試写会イベントに共演の宮本信子(68)らと登場した。

 直木賞作家・白石一文氏の同名小説のドラマ化。バブル崩壊後の激動の時代を駆け抜けた永作演じる亜紀の29歳から40歳までの10年間を軸に、彼女と過酷な運命をともにした人々の姿を描くヒューマンラブストーリー。

 亜紀を「非常に信念の強い女性だけど、しっかりと揺れている感も出しながら、時にはブレながら演じた。頑張り屋のいたって普通の女性」と表現した永作。「曲げられないところはいろいろ。その辺は似ているかな」と自身との共通点を明かし、ニッコリ。

 亜紀は大企業で女性総合職第1号として働きながらも男性社会の中で、力を持つことも試すことも許されないもどかしい時間を過ごす。会議のシーンでは役になりきり、実際に気分が悪くなったこともあったといい、「(亜紀が)本当に必要とされてないんだという思いを感じて、できるならあの場から出て行きたかった。息苦しくて、本当に顔色も悪かったと思う。でも、それと同時に、ここを生き抜いてきた人はすごい!って思いもありましたね」。

 元恋人の母を演じた宮本とは初共演。永作が「正面でしっかりとお芝居をしているのが印象的だった。久しぶりに襟を正された気分。付いていきます!って気持ちで毎日やらせてもらった」と宮本の印象を語れば、宮本も「(永作は)かわいくて、気が強い人。待ち時間も含めて映画のリズムだったので、撮影中もいろいろとしゃべった。2人で毎日お酒を選んでましたね」と笑顔を見せていた。

 NHK連続テレビ小説「ちゅらさん」「おひさま」などで知られる岡田惠和氏(55)が脚本を担当し、映画「脳男」などの瀧本智行監督(47)が初めて手掛ける連続ドラマ。初の連続ドラマとなる瀧本監督がヒットメーカーの岡田氏と初タッグを組む自身を「横綱にぶつかる前頭みたいなもの」と角界を沸かせる遠藤関(23)にたとえて笑わせた。

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