伊勢加奈子改め「Canaco」 名曲「小さな空」に新たな光

[ 2014年1月9日 14:25 ]

Canacoがリリースした「小さな空/空かける鳥のように」

 世界的な作曲家・武満徹が昭和37年に発表した名曲「小さな空」が期待の歌い手によって新たな光が当てられた。

 平成23年に「誰かが私を呼んでいる」(作詞 松井五郎、作曲 清岡千穂)でデビューした伊勢加奈子。2ndシングルカップリング曲「いのちの詩」がテレビ朝日系、加山雄三の「若大将のゆうゆう散歩」のエンディング曲として放送され話題を呼んだが、アーティスト名をCanaco(かなこ)に変更後、初のCDとなる「小さな空/空かける鳥のように」が昨年12月11日、コンコルディア(東京・渋谷)からリリースされた。

 青空をふと見て「いたずらが過ぎて 叱られて泣いた こどもの頃を 憶いだした」の歌詞は、透明感のある清らかなCanacoの歌声に溶け合って美しく胸に迫る。純粋な少年時代の追憶とともに、民族や宗教、国を超えて普遍的な美しいもの、現代の日本が失いつつあるものを歌で表現している。もうひとつの「空かける鳥のように」は作詞が松井五郎、作・編曲が山下康介。同じ「空」をテーマに、人生の応援メッセージが込められている。

 今月18日(土曜)には紀尾井ホールで、コンコルディア10周年の「NEW YEAR GALA CONCERT」(開演午後5時)が予定されており、世界的な太鼓、尺八奏者の廣田丈自や韓国ソウルから駆けつけるフィージンに混じり、Canacoのナマ歌をきくことが出来る。

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2014年1月9日のニュース