BPO 関テレのニュースなど3番組 特定候補報道などで審議

[ 2013年9月13日 23:17 ]

 放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は13日、参議院選挙前に特定の候補者を集中的に取り上げた関西テレビ(大阪市)のニュース番組など、計3番組を審議対象とすることを決めた。

 関西テレビが6月10日に放送した「スーパーニュースアンカー」ではネット選挙解禁を特集し、立候補を表明していた元大阪府知事の太田房江氏が約2分間出演した。

 また、テレビ熊本(熊本市)はフジテレビが4月に放送したバラエティー番組「百識王」を投開票日当日の午前に放送。候補者だった渡辺美樹氏の手帳術を約2分間紹介した。

 委員会はいずれも「選挙の公平公正を害する」と指摘した。

 インターネット詐欺事件の特集で被害者ではない別人を被害者として放送した日本テレビの情報番組「スッキリ!!」も審議入りが決定。委員会によると、被害者として出演した2人は弁護士から紹介された弁護士事務所の事務員だった。

 川端和治委員長は「局側が踏むべき確認の手順を怠った」と話した。

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2013年9月13日のニュース