日本人モデルTAO ヒューと「初対面でキス 椅子から崩れ落ちた」

[ 2013年6月17日 08:44 ]

ヒュー・ジャックマンとの撮影秘話を笑顔で語るTAO

 欧米で活躍する日本人モデルのTAO(28)が、女優デビューする映画「ウルヴァリン:SAMURAI」(監督ジェームズ・マンゴールド、9月13日公開)についてインタビューに答えた。

 人気の「X―MEN」シリーズ最新作。いきなりヒロインで、主演ヒュー・ジャックマン(44)の恋人役。女優に興味はなかったが、ヒューの大ファンで「それなら!と挑戦した。オーディションで初対面のヒューにキスされた。カットが掛かり、椅子から崩れ落ちた」と照れ笑い。映画の舞台は日本で、恋人も日本人の設定。「英語が話せ、1メートル89のヒューに釣り合う身長というのも大きかったとか。背が高くて良かった」と1メートル77の身長に感謝した。

 日本人離れした細身の長身は、コンプレックスだった。良くも悪くも目立つ自分を「人と違うと誇りに思ったり、悲しく思ったり。葛藤の多い思春期でした」と振り返る。自分を好きになろうと14歳でモデル活動を開始。「なかなか芽の出ない10代でしたが、海外のデザイナー受けだけはいいと感じた」と、20歳でパリへ。その後も苦労は多かったようだが「うっぷんが溜まって髪を切った」というマッシュルームヘアが「TAOヘアー」と話題に。多くのショーに呼ばれるようになった。現在はニューヨークとパリを拠点にトップモデルとして活躍している。

 撮影は昨年8~9月、日本国内で行った。新宿駅や秋葉原駅、増上寺(港区)など都内のほか、広島県福山市などを回った。同10月にクランクアップ。「とても楽しかった。こんなに楽しい5カ月は人生で初めてかもしれない」と演技の楽しさに目覚めた。「今、演技の難しさを痛感している。でも今度はヒューと一緒にミュージカルをやりたい」と次の共演を夢みている。日本人トップモデルが、国際女優として二刀流をこなしていけるか注目したい。

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