女子高生モデル菖蒲理乃 映画でカメラクルーに抜てきのワケ

[ 2013年6月17日 06:00 ]

来春公開の映画でカメラに挑戦する菖蒲理乃

 女優の中山エミリ(34)が映画初主演する。時代劇作品「義仲穴(ぎちゅうけつ)」(来春公開)で、源平合戦で活躍した武将木曽義仲の逃亡を助ける姫役。メガホンを取るのは、冒険的なキャストやスタッフの起用法で知られる秋原北胤(ほくいん)監督。今回は18歳の女子高生モデルをカメラマンの一人に抜てきした。

 作品は戦死したとされる義仲が生き延びていたという伝説を基にしたオリジナルストーリー。主人公の姫が逃亡する義仲を激しい追撃の手から守ろうとする姿を描く。

 10月にクランクイン。95年のデビュー以来、初の映画主演となるエミリは「気負いすぎることなく、精いっぱい楽しく取り組んでいきたい」と抱負。物語の舞台となる長野のほか、青森や大分などで撮影予定で「撮影自体はもちろん、地元の方々とのふれあいも楽しみ」と張り切っている。

 一方、エミリとともに注目を集めそうなのが、カメラマンの一人を務める女子高生モデルの菖蒲理乃(しょうぶ・あやの、18)。父親の影響でカメラや映像に興味があり、秋原監督の映画「蜘蛛の糸」に女優として出演した際、撮影した作品を見せていた。

 過去の作品で無名時代の堀北真希(24)やお笑いタレントのウド鈴木(43)を主演に抜てきするなど、フレッシュな作品を身上にしている秋原監督は「若い女性の視点を作品に生かしてみたかった」と起用理由を説明。複数あるカメラの一つを担当させるという。

 高校に通いながらカメラワークなどを特訓中の菖蒲は「モデルとしての経験も生かして、その人の魅力を最大限に映像に収められるよう一生懸命頑張りたい」と話している。

 ◆菖蒲 理乃(しょうぶ・あやの)1995年(平7)5月7日、東京都生まれ。10年のホリプロスカウトキャラバンに出場。賞は逃したものの、スタッフから声を掛けられて芸能事務所入り。11年の映画「蜘蛛の糸」で女優デビュー。舞台やCMにも出演した。1メートル68。

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