寺山修司没後30年、三上博史も駆け付けた…青森でイベント

[ 2013年5月4日 17:18 ]

寺山修司の短歌が刻まれた文学碑に花を手向けるファンの女性

 短歌、演劇、映画など多方面で活躍した青森県出身の寺山修司が47歳で死去して4日で30年を迎え、同県の三沢市寺山修司記念館で寺山をしのぶイベントが行われた。寺山作詞の「戦争は知らない」が流れる中、多くのファンが文学碑の前に花を手向けた。

 寺山監督作品でデビューした俳優三上博史も駆け付け、短歌やエッセーなど寺山が残した作品を朗読した。

 仙台市から来た大学院生の白石冬人さん(24)は「ずっと来たかったので、節目に訪れることができてうれしい」と笑顔。寺山監督作品に主演したことがある同館の佐々木英明館長は「30年たってもあせることのない寺山の魅力に、多くの人が触れるきっかけになってほしい」と話している。

 寺山の没後30年を迎えた今年は、各地で寺山作品の上演や映画祭などが開かれている。

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2013年5月4日のニュース