ライオンキング　通算公演日本一の8450回に　２倍以上のスピードで新記録

通算公演回数日本一を達成したミュージカル「ライオンキング」

　劇団四季が上演するミュージカル「ライオンキング」の通算公演回数が２４日、日本一となる８４５０回を記録し、公演会場の東京・四季劇場「春」と大阪四季劇場で、最多上演記録を祝う特別カーテンコールが行われた。

　大阪では、“ありがとう日本一”の文字が舞台のスクリーンに浮かび上がり、主演のシンバ役・田中彰孝が「日本一のミュージカルとして、これからも多くのお客様に愛されるよう日々精進してまいります。引き続き温かい声援をよろしくお願いします」とあいさつ。満員の客席から大きな拍手が送られた。最後に劇中の代表曲「サークル・オブ・ライフ」をキャスト全員で歌い、祝福ムードを高めていた。

　これまでの国内最多上演は、同劇団によるミュージカル「キャッツ」が２９年４カ月をかけて記録した８４４９回。ライオンキングは１９９８年の初演から、１４年３カ月という２倍以上のスピードで記録を塗りかえた。過去に名古屋や福岡、札幌でも上演され、現在は２都市でロングラン公演を行い総動員数は８５０万人を超えた。なお３位は同劇団「オペラ座の怪人」で６０４５回。

　同作はアフリカ・サバンナを舞台に繰り広げられるライオンの子・シンバの物語。王位継承者として荒廃した国の再興に挑むシンバの心の成長や親子の絆、生命の営みを描く。