仲谷明香　６日にＡＫＢ卒業　夢の声優への決断　事務所も離れる

６日にＡＫＢ４８を卒業する仲谷明香

　ＡＫＢ４８の仲谷明香（２１）が２日、「大島チームＫ」の６日の公演をもって卒業することを発表した。

　夢の声優への決断だった。終演後、恒例となっている全員で手をつないであいさつする時に「ちょっと待ったぁ」の声が場内に響いた。声の主は仲谷。ステージ向かって左側の位置から中央へ進み「ＡＫＢ４８を卒業します」とファンへ打ち明けた。３６位だった昨年の選抜総選挙の前から考えていたといい、運営側と話し合いを重ね、前へ踏み出す決意を固めた。

　理由はアニメ声優オーディションの受験。作品名は明かさなかったが「大好き」と思い入れはかなり強い様子。物語に出てくる違うキャラクターのオーディションを以前受けたことがあったが、当時はＡＫＢの仕事で行けず。「また、声優かＡＫＢか、どちらか選ばなきゃ行けない時期が来る」と考えるようになったという。今回の応募規定にはプロダクションに所属していないことが明記されており、６日付で現所属事務所も離れる。

「受かる保証は全くないし、むしろ落ちる可能性の方が高い」と現実は甘く無いことを知っている。元々、声優を志してＡＫＢ４８入り。大のアニメ好きでブログでもアニメの話題が豊富だ。昨年放送されたアニメ「ちとせげっちゅ！！」では主演声優を務め、メンバー９人が主人公の声を担当した「ＡＫＢ００４８」（ｔｖｋほかで放送中）の声優選抜入りした。こうした作品に参加した中で刺激を受けたのがプロの声優の存在。一緒に仕事することで、発声の仕方などアドバイスを自らの糧としていった。